kakitama式UC投資ライフ

20代前半の生活ブログ。潰瘍性大腸炎(UC)歴2年。投資は2017年6月~ UCの治療や日々の生活、米国株とETF中心の投資の記録をしていきます。

【ABBV】アッヴィ2017年第4四半期決算は絶好調!


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米国のヘルスケアセクターの企業のアッヴィ(ABBV)が1/26(金)に2017年度第4四半期決算を発表しました。

アッヴィは自分が保有している個別株の中で最も比率が高い企業かつアッヴィの製品に日々お世話になっているため、個人的に思い入れのある企業となっています。

そんなアッヴィの決算が好調な内容で非常にテンション上がっているので今回記事にしてみました。


2017年第4四半期決算

EPS(1株当たり利益)は1.44ドルの予想を上回る1.48ドル、
売上高は5億3000ドルの予想を上回る77億3900万ドルでした。

更に、2018年度のEPSの見通しは、第3四半期決算時には6.37~6.57ドルとしていましたが、今回の決算で7.33~7.43ドルへ上方修正しています。

2017年度通期の売上高は282億1600万ドル、EPSは5.60ドルとなっています。

株価の推移

第4四半期決算の発表を受けて株価は+13.77%と急上昇しました。
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この1年間で株価は約2倍になっており、自分がアッヴィ株を購入した昨年の7月からの半年間でも60%以上の上昇をしています。

昨今、話題になっているFAAMG銘柄に負けずとも劣らない伸びを見せるとは購入当初は全く思いもしませんでしたね。笑

配当もしっかり出て第3四半期の決算時に増配も発表され、あくまで自分が株を購入してから現在までの半年間で考えると、ヘルスケアセクターにおいてアッヴィは配当王ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)よりも配当利回りと株価の上昇率が上回っていて非常に美味しい思いをしています(^q^)

世界一の売上を誇るヒュミラ

これだけ業績が好調なのは、やはりヒュミラの売上が好調なことが挙げられるでしょう。

ヒュミラは2003年に発売されてから毎年売上額を伸ばし、2012年から2016年で医薬品で世界一位の売上を上げています。

2016年は160億7800万ドルの売上があり、2017年第4四半期は前年同期比+14.0%の48億9200万ドル、2017年通期では前年比+14.6%の184億2700万ドルの売上を上げています。

おそらく2017年も売上トップとなるでしょう。

発売から10年以上経っていても前年比10%を超える増収をしている製品って驚異的ですよね。

ヒュミラが増収を続けられる理由

どうして長年増収できているかといえば、ヒュミラのビジネスモデルが関係してくるわけです。

ヒュミラは関節リウマチや、クローン病・潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患など
の治療に用いられるのですが、こういった疾患は現時点では完治する治療法が見つかっておらず、症状を和らげる対症療法がとられ、ヒュミラはこういった疾患の症状を和らげた状態(寛解)を継続するために用いられます。

症状が緩和したからと言って「あ、治ったわ~」と使用を簡単に止めることができません。

そして、ヒュミラは日本での価格は1本約65,000円という価格で、2週間に1回のペースで使用していきます。

単純に考えてアッヴィは患者1人当たり1ヶ月で約130,000円、年間で約1,560,000円の売上を上げることができるわけです。

しかも、ヒュミラが治療で使用される疾患を持つ患者数は毎年増加傾向にあるため、ヒュミラを使用する患者も毎年増加傾向にあることが考えられます。

そして、当初は関節リウマチに関する医薬品として開発されましたが、適応できる疾患が関節リウマチに意外にも増えていることでどんどん使用する患者の範囲を広げているわけです。

半ばボッタクリ価格で継続的に収益を得られ、そのパイをどんどん大きくしていける医薬品となっています。

アッヴィの今後

医薬品は特許が後発薬の参入を防ぐために非常に重要となっており、ヒュミラも特許切れによる売上の減少が懸念されています。

2017年通期のアッヴィの売上高が282億1600万ドルで、その内ヒュミラが184億2700万ドルなので、全体の65.3%がヒュミラの売上とかなり頼り切った状況となっており、ヒュミラの売上減少がアッヴィの業績悪化に直結します。

ただ、昨年9月に同業他社のアムジェンと後発薬を巡っての訴訟で和解し、アムジェンから特許使用料を受け取ることになるなど、直近での懸念事項は特にないと考えられています。

また、アッヴィではヒュミラの次の収益の柱となる新薬の開発も行っており、臨床試験や治験なども進んでいることから、将来のヒュミラの特許切れによる売上減少もカバーできるのではないかと考えています。

自分が持病の治療でヒュミラを使うことがなければこの先も全く知らないままの会社であったと思うので、アッヴィという会社を知ることができたと考えればある意味不幸中の幸いです。笑

少なくともヒュミラの特許が切れるまでは順調に業績を伸ばし、その後も新薬が更に収益を拡大してくれると考えているので、自分はこのまま保有を続けていこうと思ってます。


株主としても消費者としても、アッヴィ太郎、ヒュミラとともに生きる。なーんてね。



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