kakitama式UC投資ライフ

20代前半の生活ブログ。潰瘍性大腸炎(UC)歴2年。投資は2017年6月~ UCの治療や日々の生活、米国株とETF中心の投資の記録をしていきます。

潰瘍性大腸炎と就職活動~体験記を添えて~


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7月になりましたね~
今年もあと半分なんて信じられません。

2017年上半期は色々あったので、下半期は落ち着いた日々を送りたいものです。


そして、2018年卒の学生は就職活動で6月の面接解禁から1ヶ月が経過しましたね。

今回は2年前の自分の就職活動を振り返りつつ、潰瘍性大腸炎と就活について考えていきたいと思います。

以前、潰瘍性大腸炎を周りにカミングアウトするべきか否かのついて記事を書きましたが、今回はその中で就活にフォーカスしたものになります。
kakitama.hateblo.jp



自分の就活を振り返る

自分は文系の学生でして、最初はメーカーや商社、金融の営業職や総合職を募集している会社へ応募していました。

会社の規模に関してはいわゆる大手、大企業狙いでして、その理由として
・中小よりも福利厚生がしっかりしている
・症状が悪化した場合や通院、検査の際に比較的休みやすい環境がある
・国内の患者数が多いため、従業員数が多ければすでに社内にUC患者がいて理解を得られる可能性が高い

大きくこの3つです。


選考を受けた会社数は、
合計で20社以上30社はいかないくらいですかね。

周りから見たら大手病にかかって背伸びしてる就活生にしか見えなかったでしょう。

今振り返っても、そりゃお前落ちますわって感じです。笑

ESとSPIなどの筆記は大体通っていたんですけどね。
面接で大体2次3次辺りでお祈りをくらいまくりました。笑

ESで落とされたのは3社くらい、
筆記で落とされたのも3,4社くらいだったと思います。

Fランクソ大学の割には通過率は良かったと思います。
結局面接で落ちてるんで一緒ですが。


ということで8月からの面接は全社全敗でした。

8月の下旬になると大手の持ち駒も無くなったので中小も視野に入れる方向へシフト。

この頃、メンタル的にもかなり参っていて症状も悪化気味でした。

移動中に腹痛でトイレへ駆け込むこともしばしば。

面接時間に遅れることがないよう時間にかなり余裕を持って行動してました。

面接中に腹痛に襲われなかったのが不幸中の幸いでしょうか。


そして、9月下旬に営業職の採用で中小の1社から何とか内定をいただきました!

その頃はもう
「周りはどんどん就職先が決まっていくのに、どうして自分は・・・
体もしんどいし、早く内定が欲しい!」
という気持ちで一杯だったので本当に嬉しかったです。

やっと1社内定をもらい気持ちが少し落ち着いたところで、この会社で本当にこれから働いていけるか冷静に考えてみました。


「果たして営業としてやっていけるのか。
基本的にじっとしているのは性に合わないから営業で外を回るのは適しているはず。
ただ取引先と会っている時に腹痛で何度も席を外すことはできない。
症状が急変して取引先とのアポをドタキャンしてしまう可能性もあるかも。
接待などで飲みの機会も多いみたいだし。
内勤の仕事の方が症状が再燃した時、トイレにも行きやすいのではないか。」

と思い、10月の内定式にも出席しましたが、就活を再開します。

そして内勤の事務職で募集していた今の会社を受けて内定。

営業で内定をもらっていた会社は内定辞退をしまして自分の就活は終了となりました。

これが11月中旬のことです。

8月の面接解禁から数えて3ヶ月半。
自分が就活本格始動して説明会に行き始めたのが2月だったので、そこから数えると9ヶ月半。

長かった、本当に長かったです。


さて散々自分の就活について話しましたが、ようやくここからが本題です。

潰瘍性大腸炎であることを面接で言うか否か

個人的な考えとしては

ミスマッチを無くすために極力言うべき。

だと思います。

面接で健康状態について聞かれたら勿論それは言わなければなりません。

そこで「健康に問題ありません。」と答えて内定をもらい後で発覚したら経歴詐称となってしまいます。

会社から咎められても仕方ありません。


問題は特に健康状態について尋ねられなかった場合です。

自分は聞かれなくても逆質問の機会に言うのが良いと思います。

ただ、病気があってもその会社で働く意志があることを強くアピールすべきです。
面接官がで主に見ているところは
「本当にうちで働きたいのか。」という熱意だと思ってます。

その熱意が履歴書なり、面接での受け答えなりに表れてそこで判断しているのでしょう。

以前の記事でも言いましたが、再度これは言いたいです。

内定はゴールではなくスタートです。

内定をもらい来年4月に入社したら、転職やアーリーリタイアをしなければ長いと約40年そこで働くわけです。

自分もとにかく内定が欲しいという一心で就活をしている時期がありました。


ミスマッチを無くすためにも話すべきだと思います。

採用する会社も
「病気があるからこの人はダメだ。」
という基準では採用してないはずです。

面接を受ける学生の素質、性格を見て選考しているはずです。

仮に病気の事を話して落とされたとしても、自分の他に面接を受けた人の素質や性格の方がその会社に合っていた、ただそれだけです。

会社側が「この人はうちに欲しい。」と思えば採用ですし、他の学生の方が魅力的であればその人を採るというだけの話です。

自分自身に非があるわけではありません。

どこが良くなかったのか振り返ることはある程度は必要ですが、それが思い悩む程になってしまうとそれがストレスになってしまいます。

「病気が原因で落とす会社は所詮それまでの会社。そんな会社こっちから願い下げだ!!」
と割り切って強気で面接を受けるくらいが丁度いいんじゃないかと思います。

入社してから会社の人が病気のことを知って、最悪会社を辞めなければならないとなった方がよっぽど面倒です。

新卒という強力なカード、そして内定をもらってから会社を辞めるまでの貴重な時間を失ってしまいます。


また自分の話になってしまいますが、
こんなこと言いつつ自分は1回も面接で持病について話しませんでした。

というのも自分が受けてきた会社で健康状態について聞かれることがありませんでした。

2017年7月1日現在、自分は症状が再燃したために入院していますが、
「面接で尋ねられなかったとは言え、会社の人達を騙して入社してしまった・・・」
という気持ちで入院中思い悩んでしまった時期がありました。


入院前、勤務していた時も腹痛で何度もトイレに駆け込んでいました。

炎症がひどい時は1日で2時間近くトイレにいたことも。

2時間もトイレにいると終わらない業務が出てきます。

無能な新入社員はただでさえ作業が遅いのに離席時間が長いわけです。

もちろん上司から指摘を受けます。

上司「これ定時までで終わるはずだよね?ってか最近やけに席外すけどトイレ行ってるの?どうした?」

「すみません、こういう体質なんです。」
としか言えず、本当の事を今更言えないという状態がまたストレスになっていました。

腹痛が原因で業務が終わらずストレスが溜まるのか。

業務が終わらずストレスが溜まって腹痛が起きるのか。

よく言われる卵が先か鶏が先かみたいになってきましたが、こんな形で悪循環から逃れられなくなっていました。

先に潰瘍性大腸炎であることを話しておけば、周りに後ろめたい気持ちになったり、ここまでストレスを溜めたりすることも無かったのかなと思ってます。


あと、かなり個人的な所を言うと、
自分はお酒にめちゃくちゃ弱いです。

ビール一杯もかなり辛いくらいです。

先に病気を明かしておけば飲みの席でアルコールを断りやすかったのかな、なんて思ってたりもします。

これは人それぞれですね。

ということで散々言いたいこと言ってきました。
ただ、置かれた環境は人それぞれ違いますし、最後にどうするか決めるのも人それぞれです。

「フン、会社側が聞いてこなかったから言わなかっただけだ。何も自分は悪くないわ。」
という気持ちを持てる人はカミングアウトする必要はないかもしれません。

自分はそこまでメンタル強くなかったです。

まとめ

・営業など取引先との接待などが多いと症状が悪化している時期は辛い。
・営業より内勤の方が比較的トイレには行きやすいと思われる。
・病気は早めに告白してミスマッチを無くす

自分は症状のことを言わなくても、いつか言わなければならない時が来ると思ってます。

それなら先に言っておいてスッキリしてしまおうという考えです。


このテーマについては様々な考えがあるため、
1つの考えとして参考にしていただければと思います。


この記事を読んでくださった就職活動中の方、ご自身にマッチしたより良いところへ決まることを願っています。


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