退院しました!~入院生活にもメリットはある?~
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ついに退院しました!
5月初めから入院して2ヶ月間。
長かった、非常に長かった・・・
退院しました!
— kakitama (@kakitama_Z3) 2017年7月3日
二ヶ月も入院してると名残惜しさが半端ない😭
これから自宅療養して体を前の生活に慣らしてからの職場復帰となります。
※退院して初めての更新、PCから初の更新となります。
目次機能を初めて使ってみました。笑
入院によるメリット?~入院して思うこと~
2ヶ月も入院していると時間も有り余るほどにあったので、色々と思いを巡らすことがありました。
自分の人生の中でも色々な意味でターニングポイントになりました。
また、前々から症状が悪化している自覚はありましたが、入院するまで気合いで無理してきたところもありました。
結局はいつか入院しなければならなかった気もします。
そう考えると就職してから約1年というタイミングで入院したのはある意味ではよかったのかもしれません。
入院と聞くとどうしても良くないイメージを持ちます。
確かに入院なんて必要なければするものでは無いですけれど、
「一概に悪い事だらけじゃないよ、悪い中にも良い部分があるよ!」
と感じた点もあったのでまとめてみました。
症状が早く治まる!
当たり前ですね。笑
昼夜問わず病院にいて治療を受けるわけですから、外来による受診と比べて早く症状の回復は見込めます。
ここはサラッと次に行きましょう。
生活リズムを改善できる
ここからは結構まじめな話です。
自分の入院前の生活を振り返ると、
会社から帰宅して夕飯食べて10時頃に寝落ち。
↓
夜中の2時や3時に目が覚めて風呂入って寝る。
↓
電車の時間ギリギリまで寝て、急いで朝ご飯食べて身支度して出勤。
こんな生活を送っていました。
まとまった睡眠時間を取れていなかったので、勤務中に眠くなることもしばしば。
疲労感も抜けきらない状況が続いていました。
そして、入院中の病棟の起床時間は朝6時、消灯時間は夜9時でした。
早寝早起きのリズムを作ることが出来る環境に身を置けたのは良かったですね。環境って本当に大事です。
(早寝早起きできるとは言っていない)
実際、21時消灯ですぐ寝るとか無理ですわ。笑
同室で消灯するやすぐ寝てる人もいましたが本当にすごいと思います。
そういう人に限ってイビキがうるさいんですよ。一発位殴りたかった。
どうしても眠れなかった時は、もう寝るのを諦めてスマホいじったり、Kindleで読書したりしてましたね。
眠剤もらうのも1つの手ではあったんですけど、
「ここで眠剤もらうのは負けだ。」
という持ち前の謎理論が発動して、寝れない時は「今日はしゃーない」と割り切って暗い中でもやれることをしてました。
こういう時は翌日の午前中を睡眠時間に充てていました。
ただ、頻度としてはそんなには無かったです。
夜はそんな感じでしたが、朝は早起きするようになりました。
6時前に目が覚めることもありましたね。
早起きするといくらか気持ちに余裕が出来るような気がします。
先人たちが早起きは三文の徳とはよく言ったものです。
三文じゃなくて5000兆円欲しい!
これからも6時くらいには起きるようにしようと思ってます。
↓自分が入院中の朝していたことについての記事です。
やっぱり生活リズムを整えるというのは健康に過ごす上で本当に重要ですね。
入院前、夜更かしして睡眠時間を十分に取れていなかったことも症状悪化要因の1つだったのかなと思います。
睡眠時間は何が何でもしっかり確保した方がいいです、マジで!
自分と向き合う時間を持てた
本当に時間はたっぷりあったので、今までのことを振り返ったり、これからどうしていきたいのかについて色々と考えたりすることができました。
この先の人生で自分と向き合う時間をこんなに長く取ることなんてできないんで、本当に良い機会だったと思います。
今年の4月で社会人になって1年経ったのですが、大学生から社会人という環境の変化になかなか慣れずに職場で色々とやらかしていました。
そもそも、自分は社会人として過ごす覚悟のようなものが無かったんですね。
そんな感じで「社会人とは?」「仕事とは?」から始まり、「生きるってなんだ?」のようなところまで思考を巡らしていました。笑
脱線気味なので話を戻します。
過去よりも将来について考える
ここで1つ意識したことは、自分と向き合う上で過去を振り返るより、将来について考えることに多く時間を割くということです。
自分の性格上、過去のことを考え始めるとどうしても悲観的になってしまうところがあります。
なので、最初に15分とか20分と振り返る時間を決め(設定時間長すぎ?)、時間になったら無理矢理にでもこれからのことを考える事へ移行するようにしました。
将来のことを考える時間については特に設ける事はしませんでした。
この方法はかなり効果がありました。
自分のことで言うと、振り返りは「何で病気を患ってしまったのか」から始まったのですが、振り返っても「あの時ああすればよかった、こうすれば良かった。」から先に進めないんです。
潰瘍性大腸炎になってしまったことは仕方ありません。
どれだけ過去を振り返っても治らないですからね。
それなら、将来どうしたいのか、そのために今出来ることは何なのかについて考えた方がよっぽど有意義です。
よく言われている「考える」と「悩む」の違いってことになるんですかね。
「考える」は問題に対して自分なりに結論を出し解決に向け行動する。
「悩む」は問題について結論を出さずにその場でフリーズしてしまう。
一言で表すとこんな感じのやつです。
そもそも自分は少し時間がある時に無駄に過去を振り返るところがあり、大体最後は悲観的になって気持ちが落ち込んでます。
周りから見たら「こいつ自分から進んで落ち込んでんのか?」みたいに見えそうですね。笑
悩むことも必要ですが、これが長くなると現状が何も変わらないだけでなく、特に自分の場合は症状悪化の大きな要因であるストレスを溜め込みかねません。
自分は時間を区切らないといつまで経ってもその場で堂々巡りしてしまうので、きっちり時間を決める方法は自分にすごく合っていました。
これからも、この「悩む」と「考える」をよく意識してこれから過ごしていこうと思ってます。
目の前の物事に対する感謝の気持ちを強く持つようになった
当たり前だと思っていたことでも、それは本当にかけがえのないものだと感じました。
何気なく過ごしている日常でもその瞬間、その瞬間を大事にしていこうという気持ちになっています。
小学生の時に国語の教科書に吉野弘さんの詩の「虹の足」があったんですけれど、その詩の意味を改めて実感しています。
「幸福とは他人からはそれが幸福と分かっても、幸福な人はそれが幸福なのだと気付かないものだ。」ってやつです。
自分の場合、目の前のことについて集中するようにすると感謝の気持ちが自然と出てきて、
「自分って幸せな環境にいるんだな」
と感じることが以前より格段に増えました。
ご飯を食べられることへの感謝
色々と感謝、感謝の場面はありますが、その中でも特に食に関しての感謝を強く感じるようになりました。
とにかく入院してから2週間半絶食した後の食事の時のことは忘れられません。
絶食中、同部屋の人達は普通に食事しているところでお預け食らってるのが辛くて辛くて仕方なかったです。
その分、絶食明けて食事再開の時の喜びもひとしおでした。
絶食明けは重湯と澄まし汁の本当に汁だけだったのですが、澄まし汁を飲んだ時、出汁に本当に感動しました。
「日本人で良かった~」
と思いましたね。笑
入院する前、食事の時は食事と全く他の事を考えているか、何も考えずただ腹に食べ物を詰め込む作業となっているかでした。
先ほど自分と向き合うのところで書いた通り、自分はそういう時に大抵ロクな事を考えずに悪い方向へ行ってしまうことが多かったです。
正しく言えばロクでもないことに無いことが浮かんで悩んでいたんですね。笑
そして、元々自分は食べることが好きなので、食事中に別のことを考えていたり、もはや無意識、思考停止で食べていたりしていたというのはやはり普通ではない状態だったのでしょう。
体はSOSを発していたのに、ここでも自分は無視していたわけです。
やっぱり食事の時は無駄なことを考えずに目の前の食べることだけに集中するのが、虹の足にいることを実感できますし幸せを感じることに繋がるのかなと思ってます。
まとめ
夜更かしによる不規則な生活、思い悩むことによるストレスの蓄積、そして腹痛や燃血便など症状悪化のサインが出ていても「気合いだ!」と無理をしたこと、もう入院するべくして入院したのだなあと思います。
潰瘍性大腸炎の患者の方の中には、薬の服用などいわゆる内科的治療では症状が改善せずに手術など外科的治療を行って辛い思いをしている方も大勢います。
自分は幸いなことに内科的治療で症状が治まってくれました。
もし、5月初め時点で更に無理をして症状が更に悪化してしまっていたらと思うと今回の入院は本当に良い機会だったと感じています。
これから体の異変に対しては、無理をせずに休みを取るなどして健康第一で過ごして生きたいと思っています。
あと以前、入院してから5月までの遍歴は記事にしたので、後ほど6月から退院までの記事をアップしますね。
今回の入院前編(5月編)はこちら
マジで退院できてよかった~!!
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