L-CAP全10回終了!~治療の流れ&感想~
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今日10回目のL-CAP治療が終わりました!
自分はこの治療を週2回の頻度で10回行う計画となっていまして、この10回目が無事終了となりました。
「そもそもL-CAPってなんぞや?」
という方も多いと思います。
まずはL-CAPの説明から。
結構分かりやすい説明があったので引用します。
白血球除去療法~LCAP(エルキャップ)療法~
LCAP療法とは白血球除去療法の略です。
これは血液を一度体の外に出し、血液浄化器により血液中に存在するさまざまな病因物質を取り除き、浄化された血液を再び体に戻すという体外循環治療法と呼ばれる治療法のひとつです。
潰瘍性大腸炎はなんらかの原因で白血球から炎症にかかわるさまざまな物質が放出され、それらが腸に炎症をおこすと考えられています。LCAP療法は、血液を一度体の外に出し、白血球を除去するフィルターを用いて炎症にかかわる細胞を取り除き、浄化された血液を体に戻します。
すなわち腸の炎症にかかわる細胞を取り除き血液を浄化することにより、腸の炎症を抑える治療法です。
LCAP療法とは?|患者さんのための潰瘍性大腸炎(UC)治療情報サイト「UC-WAVE」
1回当たりにかかる時間は
治療前の準備で15~30分
実際に機械を動かして治療を行っているのが1時間
治療後の処置で10~15分
合計で1時間半~2時間弱ほどになります。
○治療の流れ(自分が治療受けた病院の場合)
1.透析室に行きます。
透析室は自分の他にも人工透析の患者さんもいます。
人工透析は4時間ほどかかったりするので、本当にあれは大変だと思います。
患者さん自身、辛い思いをしている中で更に長時間拘束された状態ですからね。
自分とは比べ物にならないです。
2.ベッドに横になり両腕に針を射されます。
点滴の針より少し太いんで痛いですが、まあこれは回数重ねる内に慣れてきます。笑
下手な人が担当だと、何度も針を射されます。
射すのが失敗した時、これは痛いです。
先ほどの治療前の準備で15分くらい時間に幅を持たせて書きましたが、針の刺し直しの有無で準備の時間が変化します。
3.循環装置作動!
片方の腕から血液を取ってフィルターで(活性化された?)白血球を取り除き、もう片方の腕へ戻します。
機械が動いている間は腕を動かすと機械を止めてしまう可能性があるので、身動きはとれません。
鼻が痒くなっても自分で鼻をかけません。我慢するか看護師さんを呼ぶかしないといけないです。
腕じゃなくて太股に針を刺して血液を循環させてくれれば治療中に腕を自由に使えて本を読んだり、鼻が痒くなれば自分でかいたりできるんですけどね~
ベッドにはテレビがあったんで、ちょっとした暇潰しにはなりました。
テレビが飽きてきたら寝てました。
寝ると案外あっという間に時間が過ぎますね。
気付いたら終わってます。笑
4.腕の針を抜いて止血します。
10分くらいで止まります。
止血が終わったら透析室を退出。
最初の方は自分で歩くのもままならぬ状況だったので病棟の看護師の方が迎えに来てくれていました。
最近は普通に歩けるので、お迎えはなく1人で病棟へ戻ります。
ちょっと寂しいですね。笑
とまあこんな感じで治療を受けてきました。
○症状はどうなった?
L-CAPをして症状は改善していきました。
ステロイドによる治療も行っているので、今までの自分の病歴からして
「L-CAPよりステロイドの効果が大きいのでは?」
と思うところもあったりなかったり。
少なくとも腹痛や下痢に襲われたり、粘血便が出たりといった症状が悪化するようなことは全く起きていません。
血液検査でもCRP(炎症の度合いを計る指標の1つ)の値がずっと0.1以下で推移しているので、かなり退院へ近付いていると思います。
入院当初はCRPが18ありましたからね。
(CRPの基準値は0.3 これを超えるとちょっとヤバい。)
後はステロイドの量がもうちょい減れば退院できるみたいです。
早く退院したいなあ~
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