UCのワイ、ヒュミラを使った感想を話す
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今回、自分が日頃からお世話になっているヒュミラについての感想をお話します。
そもそもヒュミラとは何なのかという説明をすると、
ヒュミラはアメリカのアッヴィ社が製造している医薬品で、昨年2016年は世界で160億7800万ドルの怒涛の売上を上げています。
これは医薬品の中で世界一の売上額です。
売上額が世界一位であっても、市販の頭痛薬や整腸剤のように誰でも購入でき使用できる医薬品ではないため、世間ではあまり知られていないと思います。
金額も市販薬とは違い、保険無しの10割負担だと1本約65,000円とかなり高額です。
ヒュミラは関節リウマチの治療薬として最も知られている薬ですが、関節リウマチ以外にも乾癬やクローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎などの治療にも使われており、自分は持病の潰瘍性大腸炎(UC)の治療でヒュミラを今年の6月から使っています。
使用方法
ヒュミラによる治療は、初めの1回目の注射は4本、2回目は2本、3回目以降は1本、2週間に1回のペースで注射していき、症状が治まった状態が継続できることを目指します。
ヒュミラは以下のような箱に入ってます。
劇を丸で囲んだマークが明らかにヤバそうな雰囲気を醸し出してますね。
箱の左下の2~8℃、禁・凍結のマークの通り、冷蔵庫に保存しておきます。
冷たい状態のままで注射すると痛みがあるので、使用30分前くらいに取り出して室温で温めてから使っています。
箱を開封し、こちらがヒュミラのご尊顔。
長さは大体10cmくらいです。
こんな小さいのに65,000円もして、しかも治療のために継続して使い続けていくんですからそりゃボロ儲けですよね。笑
これをお腹や太もも、二の腕など任意の場所に注射します。
ネットで調べると「太ももにすると痛みがあるので、お腹がオススメ!」という情報をよく見かけますが、自分は太ももでもお腹でも特に痛みの強さは変わりませんでした。笑
注射する際は、30秒くらいかけて注入していきます。
素早く注入すると痛みがあるので、結構ゆっくりと注入します。
それでも注入するときは少し痛みがあるものの、回数を重ねていくとすぐ慣れる程度のものです。
効果
ヒュミラを使ってきて効果があるのかどうかというところですが、あくまで個人的な感想なもののぶっちゃけよく分かりません。汗
効果がある人は症状が本当に治まるようですが、自分は目に見えて効果が出ているといった感じではありません。
注射する前と後では注射後の方が心なしか症状が治まってるような気がするので、全く効果が無いというわけではなさそうです。
自分はこれまで症状が悪化(再燃)した際にステロイドの量を増やし、症状が治まってきて(寛解)、徐々にステイロイドの量を減らしていく治療を続けていて、ステロイドの服用を休止するか1mgぐらいまで減らした頃に症状が再燃する状態が続いています。
そのため、今年6月からステロイドとヒュミラの併用で寛解を維持できるよう治療を続けています。
今後、ステロイドを止めてヒュミラのみの服用となり症状が悪化しなければ良いなというところですが、正直どうなるかは分からない状況です。
副作用
副作用として結核、肺炎、敗血症、間質性肺炎、悪性腫瘍のような重度なものや、発熱、頭痛、倦怠感、吐き気などが代表的なものとして挙げられています。
自分の免疫力を抑える薬のため、他の病気にかかる可能性が高まるため、服用に当たっては細心の注意を払っていく必要があります。
自分の場合は風邪を引いたり、他の病気が併発することは今のところありませんが、服用5回目くらいまでは注射後30分前後で頭痛や全身の脱力感が出てきて、長いと1日続いていました。
副作用が出るとその日は1日何も出来ない状況になるので非常に辛いです。
なので、使い始めてから数回は注射日は何も予定を入れずひたすら家でじっとしていました。
最近は特に副作用は出ていないのでホッとしています。
高リスクの薬を使う理由
「他の病気にかかる可能性がある危険な薬をどうして使うのか?」
「他のリスクが少ない薬を使えば良いじゃん。」
と疑問を持つ人もいるかもしれません。
確かに、副作用によって更に健康を害するリスクがありますが、今までリスクが比較的低い治療を行ってきても寛解を維持することができず再燃を繰り返してきたため、今後重い副作用が出る可能性があっても今を元気に暮らせる可能性が高い方法を選びました。
副作用のリスクを取らない治療方法でに寛解を維持できるならばそれに越したことはありませんが、それは自分にマッチしなかったので仕方ないです。
自分には80歳とか90歳まで長生きしたいという気持ちもありませんし。笑
今後、ヒュミラが明らかに効かなくなった時でもリスク承知で様々な手段を使って治療に向かってていこうと思います。
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